人生再設計

行事前に自販機でジュース買う夫問題

―― 第三章 ④ ――今日は、子どもの保育園の行事だった。前日から私は、静かに整えていた。・寝不足にならないように早めに寝かせる・朝バタバタしないように準備しておく・お腹が空かないようにタイミングを考える・スキンシップを多めにして安心感を入...
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これは、私の家庭だけの話じゃない

―― 第三章 ③ ――夫との関係を見つめ直しているうちに、私はもうひとつのことに気づいた。これは、私の家庭だけの話じゃない。⸻私はずっと、子どもの頃に親にちゃんと向き合ってもらえなかったのだと思っていた。でも、私の親も、そのまた親も、“我慢...
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同じチームに入って欲しい

―― 第三章 ② ――あの夜、私は泣き崩れた。怒りもあった。でもそれだけじゃない。ずっと張りつめていたものが、音もなく切れたような感覚だった。円形脱毛症が見つかった直後だった。「ああ、やっぱりか」と思った。心より先に、体が限界を出していた。...
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「察してほしい」は、ほぼ無理だった

―― 第三章 ① ――私は仕事で、「言葉にして伝えること」が何より大事だと知っていた。報連相。伝えなければ、ズレる。それは当たり前だった。でも。なぜか家庭ではできていなかった。⸻私はずっと、夫に「言わなくても分かってほしい」と思っていた。察...
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「成果=価値」だと信じていた私へ

―― 第二章 ⑤ ――退職したあと、急に莫大な時間が生まれた。でも、何もできなかった。一日中、ソファの同じ場所に座って、テレビを流しながら、当てもなくスマホを見続けた。仕事のことを思い出して、昼間から泣いた。心なしか、食欲もなかった。仕事が...
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限界は、静かに来た

―― 第二章 ④ ――それは、特別な日じゃなかった。大きな失敗をしたわけでもない。ただ、少しずつ、バランスが崩れていった。仕事と育児を両立している人は、いくらでもいる。なのに私は、どちらかを選ばなければ回らないと薄々感じ始めていた。悔しかっ...
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過去の自分に、追い込まれていた

―― 第二章 ③ ――仕事復帰してから、思うように成果が出なかった。時短勤務。限られた時間。夕方になると、お迎えの時間が頭をよぎる。もう一本電話をかけたい。もう少し詰めたい。でも、退勤の時間が来る。本当なら残業して取り返す。休日出勤で巻き返...
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成果に救われた理由

―― 第二章 ② ――私は、営業に向いていた。そう思っていた。でも気づけば、私はその世界に安心していた。結果が出れば、「よくやった」と言ってもらえる。努力は、数字という形で証明される。そこには、曖昧さがなかった。私は、それが好きだった。契約...
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普通じゃなかったと気づいた日

―― 第ニ章 ① ――私は、自分に名前がついた日を覚えている。それは誰かに呼ばれたわけでも、肩書きをもらったわけでもない。「アダルトチルドレン」という言葉を、インターネットの記事で初めて目にした日だった。育児本を読んでいたときから、ずっと違...
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私が「連鎖」を止めると決めた日

―― 第一章 ⑥ ――上の子が2歳の頃、私は育児に行き詰まっていた。どう声をかければいいのか、どう叱ればいいのか、何が正解なのか分からなかった。必死で育児本を読みあさった。その中に、「子どもに言ってはいけない言葉」というページがあった。そこ...