人生再設計

見ている景色が違う

―― 第五章 ⑥ ――今日、子どもたちと3人で保育園から家に帰ってきた。玄関で、下の子が靴を並べていた。上の子の靴と、自分の靴と、長靴と、大人の靴。向きは逆だったり、位置も少しずれている。でも、一生懸命並べているのが分かる。最近下の子は、靴...
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「ママがいい」が重なる、その日のこと

―― 第五章 ⑤ ――休日、家族で出かけようとすると、だいたいこうなる。上の子が言う。「ママと手つなぐー!」するとすぐ、下の子も言う。「ぼくもママ!」ママの取り合いだ。⸻パパが「じゃあどっちかパパと行こうか」と手を出す。でも、「やだー!」あ...
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素敵なママの正体

―― 第五章 ④ ――保育園で、前から素敵だなと思っていたママがいる。落ち着いた雰囲気の人だ。声が静かで、子どもにガミガミ言っているところを見たことがない。動きもどこかゆっくりしている。そしてそのママの子どもも落ち着いている。男の子なのに、...
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保育園の送りは交通整理

―― 第五章 ③ ――朝の保育園送りは、ほぼ交通整理だ。家を出てから、エレベーターを呼ぶボタンエレベーターの中のボタン駐輪場に入るボタン保育園のドアのボタン全部、2回ずつ押す。子ども2人を連れて毎日同じ場所に連れて行くだけなのに、なぜこんな...
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我が家の「お菓子会議」

―― 第五章 ② ――最近、我が家ではある会議が開かれている。お菓子会議。⸻「お菓子ちょうだーい!」保育園から帰ってくると、ほぼ毎日言われる。むしろ、お迎えに行った時の第一声が「お菓子食べたーい!」のときもある。良いとは思っていないけれど、...
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子育て向いていない母です

―― 第五章 ① ――私はたぶん、子育てに向いていない。今でも、週4くらいは思う。「やっぱり向いていないな」って。⸻子どもと楽しそうに遊ぶ母。公園で全力で走ったり、テンション高く一緒にふざけたり。そういうお母さんを見ると、すごいなと思う。私...
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記事になりそうな話ですね

―― 第四章 ⑥ ――私はその日、はじめてChatGPTを開いた。特別なことを聞こうと思ったわけではない。ただ、自分の気持ちを少し話してみただけだった。子育てのこと。仕事のこと。最近ずっと考えていたこと。頭の中にずっと溜まっていたことを、そ...
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親友の何気ないひと言

―― 第四章 ⑤ ――退職してすぐは、正直、何もする気が起きなかった。昼間は空白の時間があるはずなのに、子どもたちの送り迎えや朝と夜のバタバタに挟まれて、一日が終わるころにはだいぶ消耗していた。送り迎えの前後だけで、思っていたより体力を使っ...
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てっぺんが見えてる感じがする

―― 第四章 ④ ――保育園が決まったのは、仕事に復帰する前のことだった。あのときの私はまだ、「どうやって仕事と子育てを両立するか」そればかり考えていた。そして実際に復帰してみて、気づいたことがあった。私は、仕事が嫌いなわけじゃない。むしろ...
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保育園が決まった日の話

―― 第四章 ③ ――区役所から封筒が届いた。仕事復帰に向けて初めて申し込みをした認可保育園の決定通知だった。私はそのとき、そこまで緊張していなかった。うちは43点あった。兄弟同時入園申し込みの加点もあった。申し込みのとき、区役所の窓口でも...