―― 第七章 ⑦ ――
私は、
ずっと分からなかったものの正体に、
やっと辿り着くことができた。
“過去に作られた自分”
この答えに辿り着いた今、
以前の私より
少しだけ楽に生きられるようになった気がしている。
もしかしたら私は、
思っていたよりも、
ちゃんと頑張って生きてきたのかもしれない。
自分のことも、
少しずつ
認めてあげられるようになってきた。
私はもう立ち直ることが出来ないんじゃないかと思っていた。
でも今は、立ち直れたと思っている。
あのときの自分には、
想像もできなかったけれど。
私は、
少しだけ、
新しい私に近づけた気がしている。
だから、その節目に、
前から気になっていたジュエリーを
自分に送ろうと決めた。
ギヨシェのネックレス。
ギヨシェは、
表に石がなくても、
やわらかく光るネックレスだった。
強く主張するわけでもないのに、
なぜか目に入る。
静かだけど、
ちゃんとそこにある輝き。
自分の内側が整った今と、
なんだか意味が重なる気がして、
迎えるには良いタイミングかもしれない
と思った。
手に取ったとき、
なんとなく、
これでよかったと思った。
子育てをしながらの人生は、
考えたり、迷ったり、悩んだり、
毎日頭の中が本当に忙しい。
それでも私は、
自分の人生を、
自分の言葉で、
意味のあるものとして
捉え直している。
だから
これからも私は、
考えることをやめないと思う。
ギヨシェを選んだ理由を
はっきり説明できるわけじゃない。
でも、
今の私には、
この輝きが
ちょうどよかった。
これは、
新しい私の証。
そう思えることが、
少し嬉しい。
それだけで、
今は、十分な気がしている。
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ここまで読んでくださり、
本当にありがとうございました。
第一章から第七章まで。
自分の過去や子育てを振り返りながら、
少しずつ自分自身を理解していく過程を
書いてきました。
ここでひとつ区切りとなりますが、
私の人生は、まだ続いていきます。
これからは、
その日々の中で感じたことや考えたことを、
これまでと変わらず、
自分の言葉で綴っていきたいと思います。
これからも、
どうぞよろしくお願いいたします。
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